様々な組合わせ

旋回式と固定式の組み合わせ

旋回式2輪+固定式2輪

旋回式と固定式を前後に2輪ずつ組み合わせた形で、多くの運搬台車で採用されています。固定式があることで走行方向が安定するので、台車が左右にぶれにくくなります。押手側に固定式を配置する形が一般的ですが、重量物の運搬においては方向転換をしやすくするために押手側に旋回式を配置する場合もあります。

旋回式4輪

ショッピングカート、平台車、ベッド、機械装置などで採用される組み合わせです。4輪とも旋回式なので、その場から様々な方向に移動できるという利便性があります。

旋回式2輪+スイッチキャスター2輪

物流機器や医療ベッドなどで採用されています。スイッチキャスターは旋回式と固定式とを切り替えることができるので、狭い場所での転回時には旋回式4輪、長い距離の移動時には旋回式2輪+固定式2輪といった、状況に応じた切り替えができます。

旋回式2輪+固定式2輪+旋回式2輪

台車の四隅に旋回式を、長手方向の中間に固定式2輪をやや高く取り付けて配置する6輪台車の組み合わせです。「天びん」と呼ばれることもあります。中央の固定式を支点に容易に方向転換することができます。

ストッパーのタイプ

  • 車輪の回転のみロック

  • 旋回部と車輪の回転を同時ロック(トータルロック)

  • サイドストッパー進行方向に対し、側面で操作する
    ストッパーです。

  • フロントストッパー進行方向に対し、同一直線上で操作する
    ストッパーです。

走行中にストッパーを作動させたり、ストッパーを掛けた状態で傾斜地に放置したりしないでください。